POLAグローイングショットの効果・使い方のコツを美容師がレビュー
レビューに協力していただいた美容師 山下雅之さん
yamashita
大田区で複数店舗展開する美容室のトップスタイリスト。業務歴6年の30歳。キャリアのスタート時から基礎を大切に考え、確かな知識と技術を習得。お客様の生活環境や体質を考慮したサービス、ホームケアまでを提案している。

いつものコンディショナーとの置き換えで使用することで、“徐々に白髪を目立たなくする”というコンセプトの元、POLA(ポーラ)が提案するのがグローイングショットカラートリートメント。

ヘアカラートリートメントでは最速の5分で染まるというのが特徴です。

もちろん、補修や美容成分も含まれ1つで2役をこなしてくれます。

このPOLAグローイングショットカラートリートメントの白髪染め効果を現役美容師とモニターさんの協力のもと独自白髪染めの効果を検証しました。

POLAグローイングショットカラートリートメント(ブラウン)商品紹介

内容量 200g
本体価格 2,900円(税抜)
1回あたりの使用量目安 大さじ3杯(約5回分)・大さじ2杯(約7回分)・大さじ1杯(約15回分)(メーカー調べ)
1回あたりのコスト ロング約580円・セミロング約414円・ショート約193円 (メーカー調べ)
全成分 水、ステアリルアルコール、グリセリン、DPG、水添ポリデセン、ステアラミドプロピルジメチルアミン 加水分解コメエキス、タベブイアインペチギノサ樹皮エキス、セラミド2、セラミド3、ユズ果実エキス、ヒマワリ種子エキス、オタネニンジン根エキス、トチャカエキス、イソステアロイル加水分解コラーゲン、イソステアロイル加水分解コラーゲンAMPD、加水分解コラーゲン、クレアチン、アスパラギン酸、アラニン、アルギニン、イソロイシン、グリシン、セリン、トレオニン、バリン、ヒスチジン、フェニルアラニン、プロリン、PCA、PCA-Na、コメヌカ油、スフィンゴ糖脂質、水添レシチン、イソステアリン酸、デシルグルコシド、フィトステロールズ、オレイン酸ポリグリセリル-10、アモジメチコン、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、セテス-20、クエン酸、セテス-2、乳酸Na、香料、ポリクオタニウム-10、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、エタノール、フェノキシエタノール、塩基性青99、HC赤3、HC黄2、HC青2、BG

POLAのテクスチャ(溶剤)レビュー

POLAのテクスチャ
POLAのテクスチャ

硬さはLPLPなどと同じくらいのでちょっと硬めですね。チューブ状で出しやすいので、無理なく使えそうだし、塗りやすい硬さですね。髪への定着率がよいなと感じます。

【モニターさん紹介】染める前の状況確認(ビフォー)

モニターさんのビフォー
モニターのKさん(30代後半)。白髪が気になる場所は顔周りと頭頂部全体の根元(約1~2cm)と、サイドの毛を書き上げた際に見える部分。
可能な限り美容室へ足を運んでいらっしゃいますが、基本的には自宅ケアをされているそう(自宅では一般的なヘアカラーを使用)。
現状で最後に自宅ケアをしてから3週間ほどたった状態とのこと。

POLAを失敗せず綺麗に白髪を染める使い方・染め方のコツ

(事前準備)シャンプー後に使用することがメーカー推奨。しっかりと乾かして染毛料が定着しやすいように整えてください。

シャンプーの後に使用することを推奨された商品ですので、その通りに準備するのが無難でしょう。ただし、しっかりと乾かさないと染毛料の定着率が悪くなるので、ひと手間ですが、しっかりと準備してください。

1回の使用量

今回の使用量:65g(内容量の1/3)

美容師が使ってみて感じたPOLAのカラートリートメントの適量

K様はセミロングなのですが、顔周りとハチ上(頭頂部付近)あたりを中心に根本に白髪がありましたので、1/3の量は使用したと思います。ピンポン玉でいうと2つ半程は使用しました。
トリートメントが不足している
トリートメントが適量塗られている

山下さん
全体的に塗布できているという程度ではヘアカラートリートメントは適用とは言えません。少し多すぎない?というくらいの盛り具合を目指してください。

「塗布の仕方」と「待ち時間」のポイント

塗布の最適な方法

山下さん
ハケなどで塗る方がムラがなく染められるのでできれば使用してください。
ない場合は顔周りだけでもクシやブラシを使用して顔に付着しないよに丁寧に塗ってください。
それ以外の部分は自分では見えないので、直接頭に溶剤を出して揉み込むようにしてください。
そうするとムラができにくくなります。

POLAトリートメントを塗るコツ

待ち時間の最適な過ごし方

山下さん
5分だけの待ち時間なので少しでも染毛料が浸透しやすい工夫をしてください。まず、ラップはしてもらう方がいいと思います。その際にはお札けるようにして髪を寝かせてください。そうすると髪が染毛料に浸かり定着率が高まるでしょう。また、保温を考えてドライヤーで温めるとなお効果が高まります。

タイマー

待ち時間 約5分
液だれなど 定着率が高い溶剤なので液だれの心配はあまりないと思いますが、汚れてもよい衣服に着替えるのは忘れないようにしてください。
頭皮の刺激 肌が比較的敏感なKさんでも刺激は感じないとのこと。

トリートメントの洗い流し方のポイント

トリートメントを洗い流す

山下さん
ぬるま湯でしっかりと洗い流してください。シャンプーを付ける前と後のすすぎをしっかりとすることが重要です。シャンプーで洗う時間を2分とするなら、シャンプーの後のすすぎは4分くらいと約倍はすすぎに時間をかけましょう。ただし、あまりに徹底的にしてしまうと、ヘアカラートリートメントが定着する前に落ちてしまう可能性もあるので気を付けましょう。

染めた後の状況確認(アフター)

モニターさんのアフター

1回目の仕上がりです。LPLPと一緒で染まる力と補修力がバランス良い商品と言えます。ただ、LPLPに比べて染まる力が弱い印象ですね。

美容師によるPOLAグローイングショットカラートリートメントの辛口評価

POLAの評価

ダメージケア ★★★★☆
セラミド5種類、アミノ酸14種類などが配合されているようですが、ダメージ補修とコシの出てくる感じはいいですね。仕上がりはツヤツヤしていい感じです。
使いやすさ ★★★☆☆
硬すぎず、柔らかすぎないテクスチャなので、ご自宅でも塗りやすいと思います。ただ、地肌など肌への色素沈着力は高いので手袋などしっかりしてください。
浸透力 ★★★☆☆
先にも述べましたが、肌への沈着力が高い割に髪への浸透力には物足りなさを感じます。待ち時間に保温する温める工夫と、回数を重ねることをおすすめします。
持続力 ★★★★☆
10日以上経ちましたが、まだそこまで色落ちは気になりません。髪が生えてきた根本がはっきりするまで持ちそうな感じです。(モニターさん談)
おすすめ度 ★★★☆☆
染まり具合もに少し物足りなさを感じましたが、髪のツヤやコシもよくバランス力がある商品ですね。ただ、肌への色素沈着が強いのですが、その割には髪への浸透力に物足りなさを感じました。

モニターのレビュー!2回目、3回目での変化、染まり具合や色持ちの感想

美容師による施術後に、モニターさまに自宅で2回目、3回目の実施をお願いし、その効果をレポートいただきました。美容師のアドバイスに基づき待ち時間を延ばしたり、温めたりしと工夫をされたようです。

POLA2回目の使用感の感想・効果

POLAの使用2回目

1回目より色の染まりは深くなっていると思います。
少し赤い色に感じますが、熱で温めたのがよかったのか、一回目よりしっかり染まっていて、落ち着き感が出てきました。

POLA3回目の使用感の感想・効果

POLAの使用3回目

色の方は待ち時間に温めた効果なのか、2回目よりもさらにしっかり染まっていると思います。
艶感も普通に出ていて綺麗です。
ただ、やっぱりちょっと赤く感じて光に当たった時の感じがちょっと気になるかな、という印象です。

モニターさんが自分で使った際の使い勝手について

美容師さんのアドバイスを基にカラー剤を左手に出して、右手で少しずつ取って、分け目に塗って揉み込みました。塗った後はラップして長めに15分放置しました。うち5分ぐらいドライヤーを使用しました。洗い流す時は素手でしたが、手に色が残ることもなく、ストレスなく洗うことができました。

モニターさんの使用感総評

 

  • 染める力と補修力バランスが取れた商品だが染まり方に若干不満!おすすめ度は★★★☆☆
  • セラミドやアミノ酸などの保守成分は効果が高くツヤとハリコシも与えてくれる
  • 染まる力の弱さは回数でカバー。Wピグメント処方は重ねる度に深い色と艶を与えてる
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