「白髪染め」と言っても様々な種類があり、ドラッグストアなどに並んでいる商品をみただけでも「いったいどれを選べばいいのか」と迷ってしまうほどです。

もしかすると、白髪染めの種類がよくわかっていない状態で商品を選んでいる人もいるのではないでしょうか。

よくわかっていない状態で白髪染めを選んでいる場合
 自分が思っている色にならない
 髪質が変化してしまう
 お肌に合わずアレルギーを発症する恐れ
などがあります。

白髪染めは全て同じではなく、目的や使い方によって選ぶ商品は変わってくるため、正しい知識を身に着けることが大切なのです。

そこで、白髪染めの種類と目的や使い方別でどの商品を選ぶと良いのかなど、白髪染めの特徴を交えて解説していきたいと思います。

白髪染めにも種類がある!特徴やメリット・デメリットを解説

白髪染めの種類は大きく分けると4種類あります。
 白髪染めヘアカラー
 白髪染めヘアマニキュア
 ヘアカラートリートメント
 ヘナカラー

それぞれの種類で色の染まりやすさや落ちやすさ、頭皮や髪に与える影響などが違ってきます。

あなたが選んでいる白髪染めは、自分の目的や使い方と合っているのしょうか。

違いが分かりやすいように特徴やメリット・デメリットを詳しく解説していきましょう。

しっかり染まるがダメージは最大!「白髪染めヘアカラー」

多くの人が選んでいる白髪染めは「白髪染めヘアカラー」という種類で、しっかり染まりますが頭皮や髪に与えるダメージは白髪染めの中でも最大級です。

ドラッグストアだけではなくコンビニエンスストアなどでも販売されているため、とてもポピュラーな白髪染めです。

そのため、白髪染めヘアカラーを使っている人が多く、低価格というのも購入しやすい理由の一つではないでしょうか。

白髪染めヘアカラーのメリットは、何と言っても「1回でしっかり染まる」という点です。
発色がとても良いため綺麗に染まります。

ですが、白髪染めヘアカラーの最大のデメリットは「頭皮や髪へのダメージが大きい」という点です。

白髪染めヘアカラーは化学染料を使用しているため、髪のキューティクルを一度開き黒髪を脱色して染料の化学反応を利用して髪を染めています。

髪を保護しているキューティクルを開いた時点で大きなダメージの上、化学反応を起こして染色するのですから、髪や頭皮には相当なダメージとなるのです。

そのため、白髪染めヘアカラーを繰り返し使うことで頭皮や髪のダメージが蓄積し、毛根にある黒い色素を作るメラノサイトもダメージを受けるため白髪が増えて悪循環になってしまいます。

ダメージ軽減されるが色落ちしやすい「白髪染めヘアマニキュア」

白髪染めヘアマニキュアはヘアカラーに比べてダメージが軽減されるため、少しでも髪のことを考えている人はこちらを利用しているのではないでしょうか。

キューティクルを開かず髪の表面に染色するため、ダメージは軽減されますが、化学染料を使っていることは同じです。

ですので、脱色して化学反応を起こすことで染色するため頭皮や髪にダメージがあることには変わりません。

また、表面だけに着色するため色落ちしやすいのもデメリットの一つです。

色落ちしやすいということは白髪染めをする頻度が高くなるため、いくらダメージが軽減できるからと言っても頻繁に染めていると髪や頭皮へのダメージは大きくなります。

ヘアマニキュアのメリットは、ヘアカラーよりダメージが少ないというだけですのであまりおすすめはできません。

安全性は最も高いがなかなか染まらない「ヘナカラー」

ヘナカラー最大のメリットは頭皮や髪へのダメージがほとんどないということです。

ヘナカラーは染料を含むすべての成分が100%天然成分となっているため、髪や頭皮へのダメージはないと言ってもよいでしょう。

稀に化学成分を配合しているものもありますので、全てのヘナカラーが安全と言えるわけではありませんが、100%天然成分で作られているものは安心して使うことができます。

ですが、ヘナカラーのデメリットは多く、
 植物性の染料なので染毛力が弱いため、とにかく染まりが悪い
 ヘナカラーは赤みが強いためオレンジ色にしか染まらない
 黒色や茶色など自分が求める色に染めることはとても難しい
などが挙げられます。

特に、白髪を染めるのに「黒」や「茶色」にならないのであれば意味がないという人もいます。

ヘナカラーで黒色や茶色に染めるためには、粉末を調合し色を調節しなければならないため、何度もやり直すため手間がかかります。

もちろん、色の調節はとても難しいため一般人が調合しようとしても失敗が多くなり、結局オレンジ色にしかならないことが多いのです。

安全性も高く比較的しっかり染められる「ヘアカラートリートメント」

ヘアカラートリートメントは安全性も高く染まりも良いため、白髪染めの良いとこどりをした商品と言えます。

ヘナのように100%天然成分ではないため、安全性はヘナに負けてしまいますが、ヘアカラーのような脱色・化学反応・キューティクルを剥がすということをしませんので頭皮や髪へのダメージは最小限に抑えることができます。

ヘアカラートリートメントは2つの染料を利用し、一つはキューティクルの外側から、もう一つは分子を小さくし髪の内部に浸透させ中から髪を染めていきます。

髪の内側と外側の両方から染めるためヘアマニキュアのように色落ちが早いということはありませんし、染まりも良くなります。

トリートメントのように傷んだ髪を修復・コーティングしながら白髪染めができますので、ツヤやコシのあるキレイな髪に導いてくれます。

トリートメント効果のある白髪染めですので、連続使用も可能ですし定期的に使用すれば傷んだ髪が修復され白髪を減らすことにもつながります。

最近ではカラーバリエーションも豊富になっていますし、同じメーカーのものなら色を混ぜて自分好みの色にすることもできますので満足のいく仕上がりになるでしょう。

ただし、ヘアカラートリートメントのデメリットとして若干染まりにくいという点があります。

ヘアカラーのように強い染料を使っていないため仕方のないことですが、トリートメントと同じように使えるため染める時の面倒くささはありません。

連続使用も可能ですので最初に2~3回連続で染めればしっかりとキレイに染まってくれます。

白髪染めを選ぶ時は髪や頭皮の状況と目的にあったものを選ぶ

白髪染めは目的や髪の状況などで選ばなければ、自分が求める色に染まらなかったり、納得のいく結果が出ないことがあります。

頭皮や髪をいたわりたい人が強い染料を使っている商品をつかうと逆効果ですし、面倒だから1回で染めたいという人が染毛力の弱い商品を使うとストレスになるでしょう。

そこで、目的や髪の状態別で適した白髪染めはどれなのか解説しておきます。

ここをしっかり把握しておかなければ間違った白髪染め選びをしてしまうので注意しましょう。

1回でしっかり染めたい人は白髪染めヘアカラー

髪や頭皮のことを考えるより、面倒だから1回でしっかり染めておきたいという人は「白髪染めヘアカラー」が良いでしょう。

これまで使った経験のある人はお分かりかと思いますが、染毛力の強い染料を使っているため、一度でキレイに染まってくれます。

ただし、特徴のところでもお話ししましたように、ヘアカラーは頭皮や髪へのダメージは最大級です。

頭皮トラブルはさらなる白髪を招きますし、頭皮環境が悪化すると髪の毛自体がきちんと生えてこなくなるため薄毛にも悩まされる可能性があります。

また、頭皮に付着した染料は体の中に吸収されて蓄積されていくため、アレルギー体質になったり、肝機能や腎機能に悪影響を及ぼす可能性もあります。

体への影響を考えると妊娠中や授乳中の人にはおすすめできませんので、ヘアカラーを使用するのは控えましょう。

頭皮や髪のダメージが気になる人はヘアカラーとヘアマニキュアNG

頭皮にダメージを受けると白髪が増える原因になるため、できるだけ影響が出ないものを使いたいという人は、ヘアカラーとヘアマニキュアを利用するのはやめましょう。

ヘアカラーもヘアマニキュアも強い染料を使っていますので、頭皮や髪へのダメージは大きくなります。

また、健康面が気になる人や妊娠中や授乳中の人もヘアカラーとヘアマニキュア以外の白髪染めを使うようにしましょう。

しっかり染まらなくても健康面を重視したいならヘナカラー

とにかく頭皮や髪へのダメージをなくし、健康面も重視したいという人は「ヘナカラー」がおすすめです。

100 %天然成分なので安全性は確かですからアレルギー体質の人や敏感肌、妊娠中・授乳中の人にもおすすめです。

ただし、デメリットでもお話ししましたように、とにかく染まりが悪くオレンジ色にしかならないためストレスに感じる人も多い商品です。

特に妊娠中のストレスは厳禁ですので、あまりストレスに感じるようであれば次にご紹介するヘアカラートリートメントを利用しましょう。

オレンジ色になるのは嫌だ、染まりが悪いのは面倒と言う人もヘアカラートリートメントの方が自分の好きな色にラクに染めることができます。

しっかり染めたいがダメージもイヤならヘアカラートリートメント

「「頭皮や髪へのダメージは気になるけど、染まりにくいのは嫌だ」と言う人はヘアカラートリートメントがおすすめです。

ヘアカラートリートメントは、トリートメントとヘアカラーが融合した商品ですから、髪や頭皮に必要な有効成分が豊富に配合されています。

ですので、しっかり髪のダメージをカバーしながら白髪染めもきちんとしてくれるのでおすすめです。

他にも
 白髪の割合が少ない人
 気軽に染めたい人
 生え際や白髪のムラが気になる人
にもおすすめで、白髪が多い人でも2~3回染めればキレイに染まります。

「染まりの良さ」と「安全性」を兼ね備えた白髪染めは?

「染まりの良さ」と「安全性」を兼ね備えているということは、白髪染めのいいとこ取りをしている商品です。

これまでの解説で「比較的しっかり染まる」「安全性が高い」という両方の条件を満たしているのはヘアカラートリートメントだとお気づきになった方もいるでしょう。

ヘアカラートリートメントを実際に使ってみればわかりますが、一度使うと他の白髪染めを使えなくなる人も多いのです。

その中でも特に高い評価を得ているヘアカラートリートメントがあり、安全性と染まりやすさの両方で第1位となった商品があります。

では、高評価を受けているヘアカラートリートメントをご紹介しておきましょう。

特に染まりやすく評価が高いのが「利尻ヘアカラートリートメント」

安全性と染毛力に優れ、特に高い評価を受けているのが「利尻ヘアカラートリートメント」です。

利尻ヘアカラートリートメントはカラーバリエーションが4色と最も多く、自分好みの色に仕上げることができます。

また、利尻昆布エキスに配合されている「フコダイン」は保水力が高いためトリートメント効果もアップしています。

さらに、利尻昆布エキスは髪の成長に必要な栄養素を豊富に含んでいるため、傷んだ髪を修復し美髪に導入れくれるのです。

利尻ヘアカラートリートメントを使った人の口コミを見ると、
 ギシギシだった髪がサラサラになり指通りが良くなった
 白髪が減って髪が強くなった
 髪や頭皮にダメージがほとんどないので白髪が生えてきたらすぐに使える
 トリートメント感覚で使えるからとてもラク
 髪が潤って広がらなくなった
など良い口コミが多く見られます。

利尻ヘアカラートリートメントこそ「一度使うとやめられなくなる」と言われている白髪染めで、敏感肌や妊娠中・授乳中の人でも使えるのでおすすめです。

長い間付き合う白髪染めは「安全」で「染まりが良い」ものを

白髪染めは一度しだすと、なかなかやめることはできません。

そのため白髪染めと長い付き合いになる人が多いため、「安全性」が高く「染まりが良い」ものを選ぶ必要があります。

染まりが良ければ、それだけ白髪染めの回数を減らせますからストレスもたまりません。

また、安全性の高い白髪染めは髪や頭皮も痛みませんし、体に悪影響を及ぼすこともありません。

ですので、白髪染めとは長い付き合いになりますから、「安全性」と「染まりが良い」ヘアカラートリートメントの使用をおすすめします。

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