ホームカラーが豊富にある時代に、白髪染めを一回で使いきれず余った時は、その残りはどうするべきなのでしょうか。
保存するのは可能なのか?または、缶タイプはガスが入っているので処分の時はガス抜きが必要なの?などの疑問にお答えします。
この記事の内容
まずはホームカラーの種類をおさらい
近年、各メーカーから販売されているホームカラーは種類も豊富で、利用者側の意見なども考慮して、簡単にキレイに白髪を染められるとうたうものも数多く出まわっています。
実際にホームカラーにはどんな種類があるのか?染毛料のテクスチャ別にと言うと、
- 液体タイプ(混合液)
- クリームタイプ
- ムースタイプ
などがあげられます。
一剤と二剤を混ぜて使用するクリームタイプがメジャーですが、最近では、泡で出てくるムースタイプや1剤と2剤が全て混ざった液体タイプなどがあります。
ムース系の物は出てくる時に一剤と二剤が混ざるようになっているものもあり、必要な量を出して使えるのは便利ですね。
タイプ別に解説。余った白髪染めの保存について
先ほどご説明したタイプ別に保存ができるのか解説します。先に忠告させていただきますが、保存ができるものであっても酸化が進み、染まり具合が悪くなると、髪にダメージを与える恐れがありますので、できるだけ早く使用するようにしてください。
液体タイプ(混合液)
1剤と2剤が混ざった状態である混合液は保存がききません。時間が経つと酸化が進み染毛効果は減少し、髪を傷める原因になります。
また、発生したガスの作用で容器が破損する可能性もあるので、こうした混合液タイプは原則使い切りをしてください。
クリームタイプ
基本的には一剤と二剤を混ぜるクリームタイプのものは保存が可能です。
必要な量を出して混ぜ、余った分はしっかりと蓋をしてあまり暑くならない場所に保管すれば、2カ月程は大丈夫ですが、やはり一度開けた商材は半年以上経過したものは使用しないでください。
ムースタイプ
ムースタイプの出てくる時に混ざるようなものは、ほとんど使い切るまで保存可能です。
ですが、使う前にしっかり振って中のガスと混ざるようにしておいてから使用しないと、ガスがなくなり、中のカラーだけが残ってしまう場合があります。
使用方法をよく読んで適量ずつ出して使えばとても使いやすく利用しやすいです。
余った白髪染めの処分方法は?
保存の際には染料のテクスチャの種類によりますが、処分に関しては容器の種類によって適宜対応してください。
缶タイプ
缶のタイプの容器では、ガス抜きが必要です。この時に、残ったカラー剤も一緒に出てくる恐れがありますので、ビニール袋に入れてからガス抜きをしましょう。
上から足で潰すのでも大丈夫ですが、100均一などでも専用の道具が売られておりますので、購入いただくと便利です。分別は、缶の場合か不燃物の場合か、各地域の分け方が違うので、ご自身の地域のクリーンセンターなどに確認して分別してください。
チューブタイプ
クリームタイプなどはチューブタイプのものが主です。
使い切ったら、しつかり蓋をして不燃物で出します。ナイロン袋に入って来るタイプのものは、地域によっては可燃物でも大丈夫ですが、分別の際はよく確認してください。
近年では、ゴミの分別にとても細かく指示する地域も増えて来ましたので、地域の方法を守って、処分するよう気をつけましょう。
まとめ
保存可能な白髪染めとしてオススメなのが
・1剤と2剤が混ざっていないクリームタイプのもの(チューブ容器)
・1回1回、小分けにして使える泡のタイプのもの
です。
ただし、一度使用したものはできる限り早く使用し、少なくとも半年以内には使い切りましょう。それを過ぎた場合は、名残惜しいですが、処分することをおすすめします。