白髪染めで黒髪を明るいきれいな茶髪にする方法とは?

白髪を染めたいと言う人は多いですが、せっかく染めるなら茶髪にしてみたい。

しかし、どうしても茶髪にならないと言う声を良く聞きます。

茶髪のヘアカラーは数多く売られているのに、どうして白髪染めの時に茶髪に染まらず、困ってしまうのでしょうか?

今回は、そんな白髪染めのギャップがどうして起こるのか?きれいな茶髪に染め上げるためにできることなどを紹介します。

黒髪は茶髪にならないのはどうして?

茶髪に染めようとしても、なぜか黒っぽくなってしまう…いえ、あなたの髪が黒いから茶髪に染まりづらいのです。

単純に考えればわかることですが、白い画用紙に茶色で文字を書くのと、黒い画用紙に同じ茶色で文字を書くのでは確実に前者の方が目立ちます。

そのため、髪を黒くしたまま白髪染めをすることがそもそも難しいと言えます。

まずは髪の色レベルを理解する

髪の色を表現する際に、美容師の勉強のために作られた「レベルスケール」というツールの数値を使って表す方法があります。

髪の明るさにレベル分けをして真っ黒が1~真っ白の20までの20段階に分かれており、およそ以下のように分類されます。

2~3 墨汁のように黒い、黒髪を越えた黒
4~5 平均的な日本人の黒髪の色
6~7 ほんのり明るい程度
8~10 茶髪に近い色
11~13 明るめのいわゆる茶髪
14~17 金髪
18~20 白髪

実は、白髪染めで染まる色は9レベルくらい、せいぜいダークブラウンくらいです。

いくら茶髪と言っても白髪染めの限界が底である以上、明るい茶髪に染めるのは至難の業と言えます。

しかも、黒い髪の上から染める以上、想定である9レベルよりも暗い色になってしまいます。

そのため、多くの人は7レベルくらいにしかならないと考えておきましょう。

白髪をおしゃれ染めするならブリーチが必要

茶髪と言えるところは12~13レベル。このレベルになると髪の毛にある色素が10%を下回ります。

要するに、ここではっきりと理解していただきたいのは「茶髪はカラーリングで出すのは難しい」ということです。

色素が薄いように染めると言うことは、もはやカラーリングではなく脱色が必要になってきます。

もちろん、金髪にするためにもカラーリングではなく脱色を行います。

たまに白髪染め(ヘアカラー)で茶髪になったと言う人がいますが、それはカラーリングをものすごく頻繁に行っている人です。

カラー剤にも脱色のための成分(酸化染毛料)がわずかに入っているため、その影響で色素が抜けていきます。

つまり、カラーリングをたくさんして茶髪になった場合は、それと引き換えにとんでもないダメージを受けていることを意味します。

どうしても家で茶色く白髪染めをしたい人は

茶髪の女性茶髪に染めたいのに黒くなってしまうと言う人の悩みは黒髪と白髪で違う色になってしまう点も大きいです。

しかし、黒髪と白髪では髪の染まりやすさが違うので、プロの手を借りずにきれいな染め上がりを作ることは難しいです。

それを理解したうえでも、どうしても自宅できれいな茶髪にしたい場合はこのような方法を試しましょう。

①ブリーチ剤で白髪以外の部分を茶髪や金髪にしてベースを作る

茶髪の染まりづらさは黒髪と白髪の差だったので、それなら黒髪から色を抜いてしまった方が簡単に髪の毛を染められます。

美容院でも、白髪染めをきれいに行うにはカラーリングの前にブリーチングを行います。

ブリーチ材は市販されていますが数が少ないので、美容師に相談したほうが手に入れやすいです。

②好みの色のヘアカラーで染める

ブリーチをして15レベル(ほぼ金髪)くらいまで色を抜いたら市販で売られているもので最も明るい茶髪のヘアカラーを使います。

それを根元からたくさん塗ることできれいな茶髪に染まりやすいです。

ただ、量を多く塗ると液だれが心配だと思います。

そんな時にオススメなのが泡カラーです。

いわゆるムースタイプのヘアカラーは液だれもしなければ流れづらいので、初心者が自宅で髪を染める時に一押しです。

ヘアカラーをてんこ盛りにした上でシャワーキャップをします。

そうすると空気を遮断できるのでムラなく染まりやすいです。

泡タイプの白髪染めトリートメントとしてはキラリなどが有名です。

美容師による人気白髪染めレビューキラリ(KIRARI)の効果を現役美容師が辛口レビュー!

回数をこなすことで起こりうるリスク

白髪染めの最も明るいレベルは9ですが、15レベルの上から9レベルの染料を塗ると12~13レベルになります。

黒髪に塗ると暗くなると言うことは金髪に塗ると逆に想定の色より明るくなるのです。

ただし3回目からはどうしてもムラになってしまいます。

しかも、美容室で染めても3回目からはムラができるので高度な技術が求められます。

染ムラが出てしまった時はその都度美容室で相談するといいでしょう。

結論は茶髪に染めるなら脱色しよう

結論は「茶髪に染めるなら脱色しよう」です。

私たちの髪は黒いので、茶色を入れても黒っぽくなってしまいます。

そこで、脱色することで金髪にすれば、同じ茶髪の色でもさらに明るくなるわけです。

泡カラーでもヘアカラーでも茶髪以上にしたいならブリーチをすることが必須となります。

ただし、髪を傷めるリスクがあることはお忘れなく。

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