市販の白髪染めに過酸化水素が含まれていることを知ったら、繰り返し使うのは怖くなりますよね?
過酸化水素は、白髪を染めるときにだけ頭皮に影響を与えるわけではありません。
過酸化水素が含まれている白髪染めを繰り返し使うことで、過酸化水素はどんどん体内に蓄積されてしまうのです。
では、どんな方法だったら安全に白髪が染められるのでしょう?
今回は、安全なヘアカラートリートメントについて、そして、白髪の原因となる過酸化水素を減らす方法についてお伝えします。
この記事の内容
過酸化水素は体内に蓄積される
過酸化水素は、白髪の原因になるだけでなく頭皮もいためるため、薄毛の原因ともなります。
人間は、カタクラーゼやグルタチオンペルオキシターゼという酵素で過酸化水素分解しています。
その分解酵素の働きが通常通り動いていれば、過酸化水素が体内に蓄積されることがありません。
通常、加齢とともに分解酵素であるカタクラーゼやグルタチオンペルオキシターゼの産生が減ってきます。
分解酵素が減ることで、過酸化水素が分解されず体内に蓄積してしまい、それが原因で高齢の人には白髪がはえるのです。
実は、若くても過酸化水素が蓄積されれば、その影響で白髪になってしまう可能性もあります。
そんなことが原因で白髪になってしまうことは避けたいですよね。
市販のヘアカラー(白髪染め)に含まれる過酸化水素
過酸化水素とはいったい何なのか?端的に言うとオキシドールと言われるものです。
化学式はH2O2で表されます。漂白剤や歯医者のホワイトニングとしても使用されているとても強い薬です。
過酸化水素は体内の組織にふれることで化学反応を起こし、大量の酸素を発生させ、漂白作用などを起こしますが、これが染料の発色をよくするのです。
ただし、とても強い作用があり、炎症の原因になる場合もあります。これが衣類の漂白剤に含まれるパーセンテージなどと同じ割合で市販の白髪染め(2剤式)には含まれるのです。
白髪染め以外で過酸化水素が体内に流入する経路について
①過酸化水素を体内に蓄積させる食品
過酸化水素が体内に蓄積させる原因は、分解酵素の産生が減るだけではありません。
過酸化水素を多く含む食品はご存知ですか?
コーヒー | コーヒーを飲んだあとに尿中に排泄される過酸化水素は、飲む前の3~10倍と言われています。 |
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紅茶 | コーヒーの次に、尿中に排泄される過酸化水素が多くなると言われています。 |
ウーロン茶 | 紅茶と同じで、コーヒーの次に尿中に排泄される過酸化水素が飲む前より多くなると言われています。 |
食品添加物 | 輸入食品に含まれる食品添加物には、過酸化水素だけでなく、残留農薬、カビやホルモン物質までも含まれています。 |
これらの食品をさけることが白髪を減らすためには重要なことです。
②過酸化水素を蓄積させる日用品
さらに、これらの食品を多く摂る人は注意が必要です。
その他、日用品で普段私たちが使用しているものにも過酸化水素が含まれています。
・歯磨き粉(ホワイトニング)
・コンタクトレンズ洗浄剤
・漂白剤
・トイレやお風呂、キッチンの洗浄洗剤
・ヘアケア用品
など多くのものに使用されています。
これらのものを使用したあとには、必ずしっかりと洗浄する。
そして、強い洗浄力を持ったトイレ、お風呂、キッチンの洗浄剤に直接肌が触れないように気をつけることも大切のことです。
過酸化水素を蓄積させる生活習慣とその解決法
ストレスが続くと、過酸化水素を分解する酵素の産生が阻害されるほか、活性酸素を増やしてしまいます。
ストレスは毎日少しずつ、解消していくのがベストです。
でもどうやって?と思いますか?
実は、ストレスの発散法は、意外と簡単です。
1日5分だけ好きなことをしてみましょう。
それだけで、最初は何も変わらなくても徐々に自分の好きなことをしたという意識が自分自身のストレスを洗い流してくれるのです。
過剰な運動も活性酸素を多くします。
普段、デスクワークの仕事なら運動の時間を持つのも良いですが、体を動かす仕事の人はウインドショッピングをする、駅で階段を使用するくらいの運動で十分です。
それでも、健康のために運動をおこないたい時は、次の日に筋肉痛がおこらない程度におこないましょう。
適度な運動は、活性酸素を減らすお手伝いもしてくれます。
市販の白髪染め(2剤式)よりヘアカラートリートメントがおススメ
過酸化水素で白髪を逆に増やしてしまう市販の白髪染め(2剤式)は、独特のツーンとするニオイ、また、頭皮が荒れてしまうという方もいらっしゃいます。
先ほどご説明したおり、強い薬品なので仕方がないのかもしれません。
でも、できれば自宅で白髪をなんとかしたいという人には、髪を健康にそして綺麗に保ってくれるヘアカラートリートメントがおススメです。
ヘアカラートリートメントは、2剤式の白髪染めよりは染める力は抑えられている面がありますが、髪と頭皮を痛める心配がありません。
なによりも、毎日綺麗な髪色をキープできるのが嬉しいですよね。
ヘアカラートリートメントには、空気で染めるものや光でそめるもの、シャンプーのあとにトリートメントとして使えるものと色々あります。
ご自分の生活と合わせて使い分けるのがよいですね。
過酸化水素を体内に蓄積させてしまうのは、白髪染めだけとは限りません。
体内に過酸化水素を蓄積させる原因は、意外にも私たちの生活に密着したものから作られてしまうのです。
まとめ
活性酸素(過酸化水素)が蓄積されてしまう理由と対策はいかがでしたか?
これを知ったらもう市販の白髪染めはなるべく避けたいですよね。
そして、自分の普段とっている食品や生活用品などの見直しと、過酸化水素を増やさない、蓄積させない方法を少しずつでよいので実践してみましょう。
強い洗剤は、素手で触ってはいけませんよ。
ゴム手袋をして、マスクを使用してこれからは使ってくださいね。
ストレスも、上手に解消して白髪を減らすだけでなく健康的な毎日を過ごしましょう。