白髪対策・改善に効果的な運動方法5選

「白髪予防」と「運動」、一見関係がなさそうな2つのキーワードですが、実は運動をすることは白髪予防に効果的だということをご存じでしょうか。

白髪の原因のひとつである頭皮の血行不良やストレスは簡単な運動を心がけることによってかなり改善できるのです。

白髪予防・改善のためにする運動はできるだけ毎日取り入れることが重要ですが、簡単でやりやすくなければ継続が難しいですよね。

こちらでは、白髪予防・改善に効く簡単な運動をいくつかご紹介します。

なぜ運動が白髪に効くの?

白髪を予防・改善するために今日からすぐに始められる方法として「運動」があります。運動と白髪、一見関係がなさそうなのですが、実は運動は白髪を予防するためのカギを握っています。その理由を説明しましょう。

1)頭皮の血行を促進してくれる

白髪ができる原因のひとつに、頭皮の血行が悪くなることによる栄養不足が挙げられます。髪の毛を黒く保つためには、それに必要な栄養素をしっかりと頭皮と毛根に届けることが大切なのですが、頭皮の血行が悪くなると血流に乗って届けられるはずの栄養が頭皮に行き渡らなくなってしまいます。
そのため、髪の毛を黒く保つための栄養素が足りなくなり白髪ができやすくなるばかりか、髪の毛そのものが弱くなり、薄毛や抜け毛の原因にもなり得るのです。

血液は液体なので、普通に生活しているだけだと重力の関係で身体の下の方に溜まってしまいがちです。頭皮は身体の中で一番高いところにあるため、血行を良くするには意識的に身体を動かすことが大切です。身体を動かすことで血流が全身を巡りやすくなり、頭皮の血行も良くなり、結果栄養が行き届くようになります。
足が浮腫みやすい人に女性が多い理由は、血流を全身に送り出すポンプの働きをする下半身の筋肉が少ないのが原因です。継続的に運動をすることで下半身の筋肉を鍛えることもできるようになり、白髪ケアだけでなく、身体の浮腫みに悩む方にも効果を発揮してくれます。

2)ストレスの軽減効果

白髪の原因のひとつとして軽視できないのがストレスです。ストレスを感じると人の体内では活性酸素が生まれます。この活性酸素は身体の細胞を酸化させ劣化させてしまう恐ろしいもので、健康な髪の毛を作るための細胞や頭皮の細胞の老化を引き起こします。
また、髪の毛を黒くしてくれているのは頭皮にあるメラノサイトという細胞が作りだすメラニン色素という栄養素なのですが、ストレスを感じることで発生した活性酸素は、このメラノサイトの働きを阻害してしまうので、メラニン色素を作りだすことができなくなり、結果髪の毛を黒く保てず白髪が出来やすくなってしまうのです。

運動をして身体を動かすことで、ストレス軽減の効果があります。運動をすれば身体も適度に疲労するので眠りも深くなります。深い睡眠は自律神経の乱れを整えてくれるので更に効果的というわけです。

今日からできる白髪予防に効く運動5つ

運動する女性

  • ウォーキング
  • 肩上げ下げ運動
  • 指先運動
  • 踏み台昇降運動
  • つま先伸縮運動

ウォーキング

手っ取り早く一番効果的なのがウォーキングです。普段より1つ先の駅やバス停まで歩く、買物は徒歩圏内のお店を探して歩いて行く、犬の散歩を普段より遠回りする、など、自分の生活の中でできそうなことを取り入れてみましょう。
歩く際はスマホなどを見ながらダラダラ歩くのではなく、前をしっかり見て普段より少しだけ早歩きにしてみてください。前を向くことで呼吸が浅くなりすぎることを防げます。

肩上げ下げ運動

椅子に深く腰掛けて、手は太ももに置きます。鼻から息を吸いながら手を太ももの上でぎゅっと握り肩をぐっとできるだけ上にあげます。その後は口からゆっくり息を吐きながら握った手を開きつつ肩を下ろします。これを3回ほど繰り返します。この運動は身体の血行促進だけでなく肩コリにも効果がありますよ。

指先運動

手を身体の前に伸ばした状態で指を握ったり開いたりを繰り返します。実は指先にはかなりの数の血管が通っているので、指先をたくさん動かすことで身体じゅうの血行を良くすることができます。普段からなるべく意識して指をたくさん動かすといいですよ。
足の指も普段動かすことが少ないので、一緒に足の指も開いたり閉じたりする運動をすると足の血行が良くなりますから、足先の冷え症の方にも効果的です。

踏み台昇降運動

外に出ず家の中でできる運動といえば踏み台昇降です。専用の台をわざわざ買わずとも、読まない雑誌を15センチ~20センチほどの高さまで重ね、ガムテープでしっかりと固定すれば簡易踏み台の出来上がりです。その際は、前後左右上下全ての面にテープを巻いて使っているうちにズレないようにしてくださいね。
女性で、踏み台昇降をすると足の筋肉がついて太くなってしまうのではと心配する方がいますが、台の高さが20センチまで程度なら問題ありません。これ以上高くなると負荷が大きくなりすぎて筋肉がつき踏み台昇降はダイエットにも血行促進にも効果があります。

つま先伸縮運動

椅子に座って足を前にピンと伸ばし、深く呼吸しながらつま先を手前・奥へと交互に動かします。こちらも全身の血行を良くするだけでなく、足の冷えが気になる方にもおすすめです。

どちらが白髪に効果的?有酸素運動と無酸素運動の違い

有酸素運動

継続的に弱めの力が筋肉にかかっている状態のとき、私たちの身体は体内に蓄えられている体脂肪をエネルギー源として燃焼させます。
エアロバイクやウォーキング、ゆっくり泳ぐ水泳運動、サイクリングやエアロビクスなどがこれに当たり、体脂肪を燃焼させる際に酸素を燃焼材料として使うため、有酸素運動と呼びます。

無酸素運動

瞬間的に強い力が筋肉にかかるとき、そのエネルギー源として筋肉に貯められているグリコーゲンと呼ばれる糖質が使われます。
筋力トレーニングや短距離走などがこれに当たり、短時間しか出来ないので酸素を必要としないため無酸素運動と呼ばれます。

筋肉は血流や酸素を身体中に効率良く運ぶためにかかせないものですし、有酸素運動と無酸素運動を適度に組み合わせることで、より互いの効果が高まります。
白髪ケアにどちらが効くのかと言われたら、両方を適度に取り入れるのが最適というのが答えにはなりますが、普段の生活に取り入れやすい、続けやすい、血行促進という面からみると有酸素運動のほうがおすすめです。

運動をするうえでの注意点

白髪ケアのために運動を取り入れるにあたり、気を付けて頂きたいポイントをご紹介します。

まずはゆるやかな運動から

長い間運動らしい運動をしていなかった方が急に激しい筋力トレーニングや走り込みをしても身体を壊すもとになります。まずはウォーキングなどゆるやかで続けやすい有酸素運動から始めてみましょう。

負荷を上げすぎない

走ったり、高さのある踏み台昇降をしたり、エアロバイクの負荷を上げたりと、あまり負荷の高い運動をしてしまうと、血行を良くするというより筋力トレーニングになってしまいます。白髪ケアという点で見ると、軽い負荷で継続するほうが効果的です。

週一で長時間やるより、毎日短時間

週末だけ何時間も重点的に運動をするよりは、毎日数十分ほどの短時間でいいので続けることが大切です。しかし、毎日絶対運動しないと!と気負いすぎると、何かがあって運動ができないと逆にストレスになってしまいます。時間がなければ今日は5分だけ、その代わり明日は5分長めにやろうという感じで気楽に続けてみてください。

まとめ

運動には血行を促進するだけでなく、ストレスの軽減など白髪対策に効果的な結果をもたらしてくれます。また、すぐにでもできるウォーキングや指先の運動などが効果的なので、忙しい方でも心がけ次第で対策出来るものうれしいですね。また有酸素運動、無酸素運動を組み合わせるのが最適なのですが、続けやすさや血行促進の面から有酸素運動を積極的に取り入れるとよいでしょう。ただし、急激な運動や負荷の高いものはかえって体をいためてしまうので、ゆっくりとマイペースではじめましょう。

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